いよいよ終盤です

毎度、お待たせしておりますです…あせあせ(飛び散る汗)
さて、参りましょうかexclamation
脂肪とたんぱく質は体内でどうなるか…

このお話をする前に、知っておくと便利なお話を少しさせてね。
それは、消化吸収・代謝のお話です。

通常、食品を摂取(外部から体内に取り入れること)すると、口内で噛み砕かれたのち、胃で消化され、さらに細かく分解されて腸で吸収されます。吸収された成分は、血管やリンパ管を通って、全身の細胞に運ばれます。そこでいろいろな化学変化を受けて、体の組織などを再生したり、必要な栄養素を合成したり、熱を発したり、いらなくなったものを排出したりすることに利用されるのです。このことを 「代謝」 といいます。代謝は、流れ作業です。単独で行われるものはなく、みなどこかしらで繋がっている化学変化です。必要な栄養素がまんべんなく供給されれば、流れ作業はスムーズに行われます。しかし、一部の栄養素が多すぎたり少なすぎたりしたら、ストックあるいは他からの転用など、余計な動きを余儀なくされ、流れ作業が滞ります。この代謝の滞りが慢性化すると、メタボリック症候群などにかかり、そのうち実際に病気になってしまうってわけです。がく〜(落胆した顔)

それから、体重を減らすのには、「有酸素運動で脂肪を燃焼」させる
と言う言葉をよく聞くと思いますが、この、「燃焼どんっ(衝撃)」についてを
少し解説。

炭水化物 1gを燃焼するには、4kcalが必要で
たんぱく質1gを燃焼するのも同様に4kcalが必要です。
で、注目すべきは脂質です。

脂質1gを燃焼するには、9kcalが必要なんです。
これって、びっくりexclamation×2
例えば、仮の話として… 
食品から 炭水化物とたんぱく質と脂質が同じ量だけ体内に吸収されたとします。
全部を燃焼させようと、カロリー消費する運動をした場合、炭水化物を燃焼しきるために行った運動量をAとすれば、たんぱく質を燃焼しきるためには同じ量だけ運動をすればよいのですが、
脂質を燃焼しきるには A×2.25の運動量が必要というわけです。
2倍以上も動かなきゃならないんですよexclamation×2
もし、これを怠った場合、脂質は燃焼しきれずに蓄積されてしまうというわけです。もうやだ〜(悲しい顔)
で、ここから、本題に入ります。
脂質は体内では一旦 「脂肪酸とグリセリン」に分解され、必要に応じてそれぞれの細胞で代謝されてゆきます。で、燃焼しきれずに残ってしまった分や、代謝の流れ作業がうまくいかず、結果として過剰になってしまった分は蓄積用の脂肪として再合成されます。その他、血液中にも沢山とどまるようになったりします。
その結果が、太って見えたり、痩せているのに体脂肪率がすごく高かったり、血液検査で中性脂肪(グリセリンが3コ結合したトリグリセライド)や遊離脂肪酸(どこかに結合せず、血液中を移動している脂肪酸)が高くなってしまうのです。
一方、たんぱく質は、体内で分解されて「アミノ酸」になり、それぞれの細胞で代謝されてゆきます。で、残ってしまった分は、いろんな段階を踏んで化学変化を受け、やっぱり最終的には脂肪に合成されるのです。でも、たんぱく質(アミノ酸)は、使われる場所が沢山あるので、比較的残りが出にくい傾向はあります。体の細胞はもちろん、血液、酵素などなど、いろんな場所で働くのがたんぱく質です。
最近、「燃焼系アミノ酸 Lカルニチン」 という言葉をよく聞きます。
確かに、脂肪酸を燃焼させるにはLカルニチンという種類のアミノ酸が必要です。でも、その前に 体全部の代謝の流れ作業がスムーズに行われていないと、いくら「燃焼系アミノ酸 Lカルニチン」を摂取しても、効率よく使われませんからね。
実際の体内の動きは、ここで説明したような単純なものじゃありませんが、考え方としてはこんな感じです。わーい(嬉しい顔)
そんなわけで、
って、説明が長くてわかんなくなっちゃったかな?
話をすごく前に戻してみると
脂質の 消費カロリーは炭水化物やたんぱく質の2.25倍。
だから、炭水化物やたんぱく質を摂取したときより沢山動かないと消費しきれない。
たんぱく質も余った分は結局 体脂肪となってしまう。
ってわけなのです。
ここで、ダイエット法のおさらいをしましょう。
<やり方>

  • 脂質とお菓子の摂取量を極力控える。
     (絶食しろとは言いません)
  • 調味料を減らす。(素材そのものの味を知ってください)
  • 夜9時以降に食事をするなら、いつもの半分くらいの量に。
     (お腹がすきすぎていると眠れないですからね)
  • 大好きなカロリーの高そうな食べ物は、量を減らして
     がまんする。

お菓子は脂質と糖質が多く含まれますから、食べた分を消費するのに沢山のカロリーを使わないといけません。
夜9時以降は、体がお休みモードになってゆきますので、活動量が減りますから、カロリーは余りやすいですよね。余った分はみんな脂肪になってしまいますから、要注意です。
あ、でも、夜型人間の方は、この限りではありません。
だけど、脂質をまったく食べないってのもいけません。
先にご説明したとおり、代謝の流れ作業をスムーズに行うために、
脂質だって絶対に必要ですからね。
なにしろ、3大熱量素です。絶対必要なものなんですから。
それに、無理をすると こころにも良くないですよ…
あ、いい忘れてましたが、調味料を減らすってのは、意外と効果的なんです。
というのも、調味料はカロリーの高いものが多いので。
マヨネーズなんて、カレースプーンにすりきり1杯でヨーグルト約1コ分(プリンカップくらいの大きさ)のカロリーがありますからね。
中華の甘酢なんて、高カロリーなんですよね。
材料は砂糖、酢、オイスターソース、油、片栗粉、塩、醤油、ケチャップ、片栗粉などなど。
片栗粉はでん粉ですが、でん粉は炭水化物。分解されて糖になります。ケチャップにも砂糖が入っているし、油も使っているし・・・
ドレッシングやたれ、ふりかけなどが大好きで沢山食べる人は、それだけでなんとなくカロリーオーバーしてしまいがちなの。
こんなことを知っておくととっても便利だと思いますよ。
ってなわけで、
とってもとっても長くなってしまいましたが、
栄養学的に、痩せるんじゃないか と 思いついた
mam流ダイエット法の紹介でした。
文章がへたくそで分かりにくい箇所が沢山あったと思いますが、
ここまで読んでくださってありがとうございましたわーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)

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